心ない報道、周囲からの偏見と差別、沈黙を強いる母への抵抗…。2000年に起きた「世田谷事件」の被害者遺族が、“被害者遺族はこうあるべき”といった世の中の「大きな物語」に抗い、魂の再生へと向かう軌跡を綴る。